Amosapientiam

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ITエンジニアの私が私生活タスク管理をJIRAで初めてよかったこと

概要

私生活で思いついた「あれやりたい」「これやりたい」のタスク管理を JIRAで行うようにしたら便利だったので事例共有したい。

きっかけ

日常で「あれやりたいな」「あれを作りたいな」「あのタスクいつまでに終わらせときたいな」みたいなものを思いつくことがよくある。しかし往々にしてそれはいつの間にか忘れてしまう。 チャットツールに書けば流れて行ってしまうし、ノートやファイルに書いても分散してしまって見逃しがちだった。 かといって、それを頑張って忘れないように頭の中に常に残しておくのは心理的な負荷がかかる。そこで、思いついたやりたいことを一元的に書き出しとく場所がほしかった。

JIRAとは

IT系でよく使われているタスク管理ツール。

僕のプライベートでの使い方

一つのJIRAアカウントの中に、「勉強系」JIRAボードと、「生活系」JIRAボードを作成している。

チケット作成

日常で思いついた「あれやりたいな」とか「あれ作りたいな」「あれやらなくちゃ」とかを思いついた時点で、すぐにJIRAの「バックログ」にチケットを作成してしまう。 チケットは1週間以内に終わるような単位に、できれば1日程度で終わる単位まで分割して作成する。 分割したチケットを束ねたい場合は「ストーリー」を作成し、そのストーリーに分割したチケットたちを紐づける。

次スプリントでやるタスクの厳選

スプリントとは振り返りまでの一定期間のことだと思ってもらって大体いい。私はスプリントの長さを1週間にして、1週間ごとに振り返りと進捗整理をしている。 毎週決まった曜日の決まった時間にスプリント確認時間を設けて、そこで振り返りとタスク整理をする。

バックログ画面の「スプリントを作成」ボタンを押し、今週やり切れる分のチケットを厳選して、新規作成したスプリントに移動する。

以下は自分の「勉強系」JIRA ボードの画像だ。

スプリントを作成

スプリントの期間を1週間に定めて、「スプリントを開始」ボタンを押す。

スプリント中

スプリントにはレーンがいくつかあるが、私は「TODO」「進行中」「レビュー中」「完了」の4つにしている。 私はひまなときにチケットを振り返る時間を設けているので「レビュー中」を設けて、確認しだい「完了」にする運用にしているが、別に「TODO」「進行中」「完了」の3つでも問題ないと思う。

最初チケットは「TODO」にあるので、やり始めたら「進行中」に移動する。終わったら「レビュー中」に移動している。

スプリント確認会

毎週定例の確認会の時間になったらボードを確認し、どれを終えたか、どのくらい計画とズレがあったかなどを振り返りつつ、スプリントを完了する。 前スプリントのチケット消化具合を勘案しながら、次スプリントに乗せるチケットを厳選する。

よかったこと

  • 冒頭で述べたが、やりたかったことをいつの間にか忘れないで済むし、頑張って頭の片隅に残し続ける負荷も減らせた
  • 毎週チケットの消化具合が可視化されるので、どのくらいのペースで自分が私事を消化できるかがつかみやすくなった。たとえば、毎スプリントでチケットのやり残しが発生していたら自分の処理能力を過剰に見積もっていることがわかる。また、長期的な計画をする際に、このくらい前から準備をすればうまく回りそうだと計画が立てやすくなった
  • どのチケットをスプリントに乗せるかを厳選する時間が発生するので、やることの優先順位付けがしっかりできる。

私生活JIRA管理を人々にお勧めできるか

一概にそうとは言えないかもしれない。管理のために発生するコストはまあまあ大きいし、こういうところに掛けるコストが負担になる人はいるだろうし、何より私生活を明文化して管理すること自体に価値感情の忌避感を持つ方もいらっしゃるかもしれない。ただ、私にはうまくハマった。

まとめ

私生活上のやるべきことをJIRAで管理するようになったら便利だったので、事例を紹介した。参考になったら幸いだ。